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そこに立っていたのは、人懐っこい顔で微笑みをたたえているすらりとした男性。
「…田嶋のおじさま?」
動揺した頭で見覚えのある男性の名前をひねり出す。
自信なさげな千草の言葉に目の前の男性の表情がぱっと明るく変わった。
「やっぱり千草ちゃんだよね!いやぁ、なんとなく面影はあるけどずいぶんと雰囲気が違うから一瞬わからなかったよ」
にこにこと笑う男性に千草の疑念が確信へと変わった。
「おじさま!」
動揺は一瞬で収まり次に湧き上がってきたのは嬉しい驚き。
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