20人が本棚に入れています
本棚に追加
「横須賀鎮守府に配属になった真壁と言う。 よろしく頼む」
俺は横須賀鎮守府に配属になり、艦娘っていう人間型兵器を扱うことになった。
艦娘は娘とついているだけあって、年端のいかぬ女の子である。しかし、その力は凄いもので、物によっては一人で鎮守府を破壊できる力を持っているらしい。
「よろしくお願いします。 私は真壁提督の秘書艦であります扶桑といいます」
扶桑…たしか、航空戦艦だったよな。
「扶桑か、あなたも艦娘というものなのか?」
「ええ、そうですよ」
「ふむ……」
「私になにか着いていますか?」
「いや、君のような女性たちが前線で死闘をしていると思うと胸が痛くなってな」
「貴方は優しいのですね。 でも、心配要りません。 私は貴方を信じていますから」
「うむ、努力しよう」
そして、艦娘たちとの日常が始まった。
―――
資料と扶桑の口から艦娘というものについて、教えてもらった。
・艦娘には、その名前の戦艦と同等の力がある。
・そのため、艦娘によって力の差は明確にある。
・艦娘は、特殊な力を持った女性しかなれない。
・艦娘は、力を持っているだけで中身は普通の女性である。
などなど、様々な説明を受けたが、頭がパンクしそうなレベルだったから、半分だけ覚えることにした。
後の半分はいずれ覚えるだろう。
「以上が、艦娘についてです。 次にわが鎮守府について説明します。 横須賀鎮守府には、私を含めて、10名の艦娘が所属しております」
「意外に少ないのだな」
「うちは提督が不在だったので、扱いが酷かっただけです。 私以外には、山城、鈴谷、熊野、神通、川内、夕立、時雨、瑞鶴、翔鶴がいます」
「ふむ、そんなにいるんだな」
「難しい話は置いといて、会いに行きましょう」
そして、俺は扶桑に連れられて艦娘に挨拶しに行くことになった。
扶桑の話では、川内、神通、夕立、時雨は遠征に行っているらしい。
最初のコメントを投稿しよう!