強くてnew game!!

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今まさに一人の偉大なる人物が生涯を終えようとしていた。 まだまだ寿命は残っていたのに思わぬ事故によって・・・・ 神威刹那は日本史上初の高校生首相だった。 2100年の法改正により、立候補できる年齢が15歳に引き下げられ、刹那は中学3年生で立候補し、名立たる大御所議員の獲得票数よりも多く票を集め、トップ当選をし、中学生議員になったかと思えば、翌年には総裁選に出馬して見事に当選し、史上初の高校生にして首相という偉業を成し遂げたのである。 「今日のこれからの予定はどうなっているかな。」 「本日はこの後アメリカ大統領との会談が入っております。」 「手土産の準備は。」 「大統領の好きなお酒を用意させています。」 「婦人はマカロンが大好きだそうだからそれも用意を。後、小学生の娘さんは苺のタルトが大好きだそうだからそれも用意をしておくように。」 「かしこまりました。すぐに用意させます。」 刹那は秘書に用意を任せると自室に戻り準備を始めた 「はぁ、リーダーをやるのも段々と飽きてきたなー。」 圧倒的なカリスマ性を持っていた刹那は小さい頃から集団の中心人物で何をやらせてもそつなくこなしてしまう子供だった。
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