track.3

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 女にするみたいに男に組み敷かれて何度も奥を貫かれた。痛みもあるのに確実にそれ以外の感覚が自由の身体を支配していて、それを証明するように自分の中心がまた熱を帯びて起き上がっているのがわかった。  男にそれをまた責められて呆気なく自由は自分の腹に雫を吐き出すと、赤くなった薄い胸を激しく上下させた。 「も……むり……」  涙で滲んだ茶色の瞳を薄っすら開いて男に懇願するが、男は相変わらず薄い笑みを浮かべたままで何も聞き入れてはくれなかった。  自由は男の厚い胸板に掌を当てて力の入らない身体をどうにか引き剥がそうと抗う。  それに気付いたのか、男は自由の上半身を引き起こし、向かい合った自分の膝に痩せた尻を乗せ、自由の体重を使って更に奥を深く貫いた。  悲鳴にも似た高い声が自由からあがり、少しでも楽になりたくて必死に男の肩に自らしがみつく。  男は泣いている自由など御構い無しに何度も下から深く打ち付けては、火照った顔に強い赤が目に鮮やかな自由の戦慄く唇を何度も捕まえては深く中を犯した。
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