第15章 男はみんなこうするもの

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恐怖のあまり両膝を閉じ、全身をぎゅっと縮め震えて身を守るわたしに榊さんは意外に穏やかな声で宥めるように優しく話しかけた。 「ごめんごめん、怯えさせちゃったね。無理に君に挿れたりしないよ、絶対。好きな奴がいることも、初めてなこともちゃんと承知してるから。ただ、ひまわりちゃんがあんまり可愛くてエッチだったから…。ちょっと、変な気持ちが抑えられなくなっちゃってさ。本当に悪い」 そう言いながらも前のファスナーを降ろす手は止めないのは何故なのか。わたしは顔を伏せ、頭を滅茶苦茶に振った。 「いつもはこんなこと滅多にないんだよ。いろんなこと見過ぎて正直性欲減退気味なのに…。だから、ひまわりちゃんは特別なんだよ。ね、悪いけど。今の続けてみせてよ、最後まで絶対に君に手は触れないって約束するから。君がしてるとこ見ながら自分で済ませるだけ。…頼むよ」 下半身を露出してそれを取り出して見せる。さっきのリビングでのあの男の時より間近なので本当にきつい。それにすごい恐怖。絶対挿れないって口では言ってるけど。 こんな密室で二人きりだし。そんな言質がどれほど信用できるかはわからない…。 案の定彼は、丸めた身体を緩めようとしないわたしに焦れたように声音を変えてきた。 「指一本触れないって言ってるじゃん。信用できないの?そんな聞き分けのない態度ならこっちにも考えがあるよ。こっちは男だし、ひまわりちゃんは小さくて華奢なんだから。その気になればいくらでも何とでもできるんだよ。ここは二人きりで、ドアに鍵もかかってるし」 声に込められた脅しの気配に耐えられなくなりますます身体を固く強張らせる。わたしの様子に少し怯えさせ過ぎたと感じたらしく、また口調を改め宥和的にかき口説いてきた。 「悪いようにはしないから。ちゃんと言うこと聞いて。…さ、機嫌直して。さっきみたいに思いきりエッチにしてみせてよ。すごい、よかったよ、さっきの。いやらしくて可愛くて」 ぽんぽん、と励ますかの如く肩を軽く叩き、身体を支えるようにさっきの恥ずかしい姿勢を再び取らせようとする。どうせこのまま逃げられない。力なくされるがままに脚を開かされた。 「ほら、まだこんなに濡れてるじゃん。ひまわりちゃんだって気持ちよかったんでしょ。指で大きく開いて…、そう。中もぐちゃぐちゃにかき回してね。あ、胸もちゃんと弄ってよ」
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