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エピローグ とは 世界のはじまり
「チッチッチッ…。」時計の針は正確とされるリズムを刻む。
只今の時刻は午前5時24分。
真面目な人間もいれば、不真面目な人間もいるだろう。
最初に言っておくが、俺は前者!真面目な人間だ。
そして、付け加えておくが、目は覚めている。
しっかりと、しっかりと覚めているのだ。
だからこそ、語りかけているのだよ。
この小説を手にとってくれた、紳士淑女の諸君。
俺の名前は松本ただし、都会の建設会社に勤めるエリートサラリーマン25歳独身。
高校時代に数多い友人を代表してM君から誕生日に受け取った目覚まし時計!その名も「轟音」
「午前5時30分」にセットをした張本人である。
しかし、俺は出ない。
出ないぞ。この本を読む紳士淑女の諸君は朝風呂なり、散歩なり、モーニングコーヒーを嗜む時間だろう。もしくは、冷たい室内の中で、二度寝を楽しむことだろう。
自分を温めてくれるお布団というオアシスに身を委ね、二度寝を楽しむのは紳士の!そして、淑女の特権である。である。である。である。(反響する俺の声)
「しかし!!吾輩の次女に、あっ間違った。」次女とか居ないし。
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