プロローグ

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『……葵さん、待っていてくれますか?』 『もちろんですよ。 当たり前じゃないですか』 強く頷くと、ホームズさんはそっと顔だけを上げて、目を伏せる。 『だけど、心配です』 『何が心配なんですか?』 『あなたは、とても魅力的ですからね。女子大生になって、さらに不安だったのに、その上、側にいられないなんて』 また始まった、と私は苦笑する。
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