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「断る。」
一言呟き、ギルドで料理の試食を続けた。今日もフロガーの唐揚げが旨い。ヤマギシは唐揚げを摘まみ、ギルドの依頼を順番に見ていった。
「ヤマギシっていう魔術師が…」
「いや、料理番だって話が…」
ギルド内に嫌な噂が広まっていた。ヤマギシは声を大にして言った。
「俺はコックだ!」
言った瞬間に視線が集まる。そこで一団が声を掛けてくる。
「ヤマギシさん、でしょうか?」
ヤマギシが頷くと一団の団長が現れる。
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