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ガリウス「ふざけるなよ貴様…ガキだからってワガママが通用する世界じゃないぞ!ここはルードゥスだ!」
ディアブロ「で…でも!」
ガリウス「いいか…お前も剣闘士なら欲しい物があるなら…勝て!!勝ち続けて妹を手に入れてみせろ!」
ディアブロはどこか顔つきが変わってきている。
ガリウス「いいか、お前はもうゲルマン民族じゃない!ローマ市民でもない!剣闘士だ!この現実と運命を受け入れろ!!その先に妹が待っている!」
ディアブロ「……分かった…剣闘士として俺は強くなる!強くなって勝ち続けてイリスと自由になってやる!」
ガリウス「ふっ、引き続きお前の妹の行方は捜索しておいてやる。お前は訓練に集中しろ」
ガリウスは出口へ進み始めた。
ガリウス「まず、お前は今週末にある試験で合格しろ。そうすれば剣闘士として認められる」
そしてガリウスは部屋から出ようとするとディアブロが話しかける。
ディアブロ「ガリウス!…じゃない!ガリウス様、ありがとうございます」と頭を下げた。
ガリウス「ふっ、せいぜい頑張れ」するとディアブロは出口から出た。
ディアブロの目は力強いものになっている。
~訓練~
ディアブロは訓練に戻った。するとウィールがディアブロに気付き近づく。
ウィール「ディアブロ!大丈夫なのか?」
ディアブロ「うん、もう大丈夫だ。ありがとうウィール。」
ディアブロはウィールから離れマキシムスの元へ近づく。
ウィール「おい…ディアブロ。何する気だ!」
ディアブロは組手をしているマキシムスの前に立った。
マキシムス「なんか用か?」
マキシムスは組手をやめず話しかけた。
ディアブロ「俺と組手をしてくれ。アンタ強いんだろ?」
マキシムス「ガキのくせに礼儀がなってないな…」ディアブロ「何を……したらいいんですか?」
マキシムスは相手の後頭部を木剣で斬りつけダウンさせる。
マキシムス「そうだな……俺の足を舐めろ砂と汚ねぇ血で汚れた」
倒された剣闘士が起き上がりマキシムスに襲いかかる。
剣闘士「まだ終わってねぇぞ!!」マキシムスは盾で相手の顔面を殴り剣闘士は気絶した。
ディアブロは跪きマキシムスの足を舐め始めた。
マキシムス(こいつ…本当にやりやがった)
マキシムス「気持ち悪い!もういい!」と言って足をふりほどいた。
ディアブロは跪きながらマキシムスを見る。
マキシムス「一度だけだ。構えろ」
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