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ディアブロ「いや、ロクなこと話さなかったぞ」
ウィール「バカ!マキシムスさんの一語一句全てが貴重なんだぞ!」
ディアブロ「いやいや、ウィール異常だって…」
ウィール「にしてもすげぇよマキシムスさんは。あの人と組手やってるだけでアクレス来なかったし!」
ディアブロ「マキシムスマキシムスうっせーなー。他の話題ねーのかよ」
ウィール「あ!そういえば!何でこんなにアクレスたちがいじめくるか分かったぞ」
ディアブロ「ふーん。なんで?」
ウィール「ここのルードゥスは最大40人までしか剣闘士を所属させないらしいんだ。」
ディアブロ「ん…だから?」
ウィール「にぶいなぁ!」
ディアブロはムカッとした。
ウィール「いいか、ここの剣闘士たちは俺たちが来るまで40人仲良く暮らしてたんだよ。でも俺たち新人剣闘士が6人も来ちまった。するとあぶれた6人はどこかに売り飛ばされちまう。それは既にここの剣闘士だったアクレスたちは大切な仲間を失うことになるんだよ。だからまずはガキのお前が落としやすいとおもったんだろうよ」
ディアブロ「殺し合いをするために訓練してんのに仲良しごっこかよ」
ディアブロは何かの視線に気づき横を向いた。するとそこには食事を終えたハメトリヌスがいてウィンクをしてきた。ディアブロは睨みつけるがハメトリヌスは踵を返し自分の部屋へ戻った。
ディアブロ「ちょっと急いで食っちまうわ」
ウィール「おい!ディアブロ今日も行く気かよ!」
ディアブロは答えずご飯をかきこんでいる。
ウィール「この際マキシムスさんにずっとついて行けばあいつら手出しできなくなるだろ!」
ディアブロは飯を食べ終えた。
ディアブロ「マキシムスは俺を助けたりなんかしねぇ。これは俺の問題だ。」
ウィール「おい!何する気か分かんねぇけどボコそうってんならやめとけ!」
ディアブロ「でも、もう決心したよ」
ウィール「いいか、ハメトリヌスは変態で男色だけどな…あいつ一級剣闘士なんだよ!」
ディアブロ「一級剣闘士?」
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