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松下から聞かされた事実の動揺を残したまま立ち寄ったアプリ研究会の部屋には何故かバイト隊長の伊東がおり、そこで真琴は別の事実を知る。
それは2年以上前、カレンが広まり始めた頃にアプリ研究会がその危険性を学内で呼びかけていた当時、伊東はアプリ研究会に籍を置いており、伊東は何故か頑なにカレンを使い続けることを選びアプリ研究会から遠ざかったというものだった。
バイト先でカレンの「功と罪」を思案するなどしていた伊東の様子に抱いた違和感と、真琴の突出した「徳」の理由がここで繋がり、真琴は伊東を追及する。
そして伊東は、自分が「賢者」のひとりであり、2年以上にわたって運営から業務の一部を強いられていたことを告白した。
さらに伊東は、カレン騒動が始まった9月28日までの間、運営から与えられた情報をもとに担当学生の行動を評価する作業をしていたことを語り、真琴の突出した徳の値は真琴に対する伊東の恋心によるものと明かした。
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