寂れた商店街

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台所でジャンとお喋りしながら食器を洗い終えたリアンは、風呂に入った。 そして程良く熱い浴槽に浸かり、幼き頃に過ごしたフェルドの事を思い出していた。 フェルドはリアンがまだ幼い頃に死んでしまったが故、数多くの思い出はない。 しかし、ジャンから聞いたフェルドの話しも思い浮かべながらの長風呂となった。 風呂からでたリアンは、ジャンとおやすみの挨拶を交わす。 そして寝室へと向かい、ベッドに横になった。 しかし眠るにはまだ早い。 リアンは、部屋に飾られているフェルドの描いた絵をしばらくの間眺めた後、知らぬまに眠りに就いた。 そして夢の中でソフィアとフェルドに会い、いっぱい語り合った。
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