親友との別れ

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「行ってきます!」 リアンは朝食を済ませ、学校へと向かう。 そして商店街を抜けると、いつものように坂道の前で足を止めた。 しばらくそこで待っていると、ドニーが向こうから歩いて来るのが見えた。 しかし、いつものようなドニーらしい元気がない。 「ドニーどうしたの?…病気でもしたの?」 リアンは心配になり聞いた。 「ううん…リアン、俺ずっとリアンに言いたかった事があるんだ」 ドニーは、いつもは駈け上がる坂道を歩きながら話し始めた。 「…何?」 リアンはドニーの真剣な顔付きが心配でしょうがなかった。 「…俺ん家、この街を出るんだ…」 「えっ!?」
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