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するとドアが開いた。
ドアを開けて出てきたのは、酒場の常連客のジョアンだった。
「リアン、マスター足の骨折っただけだからな。そんなに心配するな」
泣き出しそうな顔のリアンにそう言うと、優しく肩を抱き寄せ、ジョアンは病室まで案内した。
病室の前には酒場の常連客達が溢れている。
「俺達追い出されちゃったよ。」
常連客の一人が笑顔で言った。
笑っているところを見ると、どうやら命には別状ないようだ。
リアンはドアを開け、病室へ入った。
するとベッドに寝そべるジャンと、その傍らで椅子に座っている老人が、何やら話しをしていた。
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