55人が本棚に入れています
本棚に追加
「よっ、リアン!わるいな!」
リアンに気が付いたジャンが話し掛けてきた。
「…大丈夫?痛くない?」
リアンは涙を浮かべ、とても心配している様子だ。
「まだちっと痛いけど、大丈夫だ!」
ジャンは右手を高く挙げ、にっこりと笑った。
「なんで足の骨折ったの?」
「いや、屋根が気になったから、また屋根登ったら、落っこちたんだ」
ジャンは申し訳なさそうな様子だ。
「…もう」
「…まぁ、そんなに怒るなよ…それより、リアンに紹介したい人がいるんだ」
ジャンはそう言うと、椅子に座っている老人の方へと首を向けた。
最初のコメントを投稿しよう!