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「ずっと見てたってまさか――あんなことしてる時や、色々のあれやこれを全部見てたってことですか？」
「まぁそうだね」
「ちょっと声さん、プライバシー侵害とか個人情報の保護とか知ってます？」
「地球ではそんな考え方もあったようだね」
「ひょっとすると――例のあれも読んでたりするんですか？」
「例の？ あぁ、お主が趣味で書いとったネット小説のことかね？ もちろん全部読まして貰ったよ」
「うぎゃぁああっ！ マジでぇ？ ペンネームだから好き勝手書けたのに、身バレとか超恥ずいんですけど……」
「何も恥ずかしがることはないじゃろ、最強チートでハーレムを目指す感動巨編。でも何で登場する女の子が全員ドＳなんじゃ？」
「ぅうほほぉっ。もうやめて。お願いだから全部忘れてください！」
「その年齢で、異性から言葉で攻められるのが好きってどうなんだろう……」
「こら、黙れ、ハゲ！」
「いや、わしはハゲとかそういうジャンルでは無いが……」
「話題を変えましょう。そうだ刺激的、ここが刺激的な世界とか言ってたけど、どういうことですか？」
「あぁ、ここは永遠に続く夢のような世界なんじゃ。足元に穴を掘ってみろ、するとお主は穴に吸い込まれ、その肉体と意識のままで、今までとは違う状況に立たされるのじゃ」
「違う状況？」
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