第一章 都市の防衛

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4.宇宙人との生活③ 楽しいトランプの時間も終わってそろそろお風呂の時間だ。 「優人、先に入っていいわよ。」 一番最初は嫌いだった。 理由はと聞かれて答えられる理由は一つしかないだろう。 熱いからである。 家のお風呂は何故か一番最初だけ何故か熱い。 「なぜなぜなぜなぜ、、、、、、、俺が一番最初にお風呂に入らなくちゃ行けないんだ!! 俺は嫌いなんだよ、熱々の家のお風呂が、何で俺がいつもいつも熱いお湯の犠牲者にならなきゃ行けないんだ?それこそ理由をよこせよ。」 ブツブツ文句を言いながら俺は服を洗濯機に入れ、お風呂に入る。 何だかんだ言いながら熱いのは嫌いでもお風呂自体は好きだった。 一日の疲れが吹き飛び、体がスッキリする感じがなんとも言えないくらい気持ちがいい。 ゆっくりと湯に浸かっていた時、脱衣場で何やら音が聞こえた。 恐る恐る俺は声をかけてみた。 「誰かいるのか?」 「誰も何も私だが、お前の母が入れと言うからこっちへ来たのだが。」 俺は驚き、滑って浴槽で溺れそうになった。 「ちょ、ちょ、ちょっと待て。それはダメだお前はもう少ししてからこい。地球のマナーとしてそれはよろしくない。」 「そうか、よくわかった。終わったら私に教えてくれ。」 するとスタスタと彼女は今の方へ戻っていった。 「ふぅー、びっくりした。」 (母さんめ、さすがにそれはないよ、母さんがいくら他の人とずれているとしても男女一緒はだめだよ。そんな知識もないのか。) 俺は何度かため息をした。 そして数分後にお風呂からあがった。 「おーい、星河次いいぞ、」 俺は自分の部屋へと戻り、ちょうど彼女はお風呂へと向かって行った。 それよりも、「母さん、何を星河にさせるつもりなんだ?さすがに風呂に男女は無理だろ。」 「ごめんなさいね、酔っ払った」 と母は笑いながらテレビを観ていた。 (やっぱりこの人ダメだ。とにかく部屋に戻るか。) 俺はそのまま部屋へ行くため階段をのぼっていく。 一瞬母がこちらをみてニヤリとしたのは気のせいだろう。 俺はトイレをしに行った。 座り込んで今日あったことをもう一度考えていた。 (俺は夢でも見ていたのだろうか?それともこれは現実なのだろうか。) 頬をつねってみると痛い。 (現実なのか、、、(泣)) そしてトイレを終えて部屋の扉を開けた時。
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