第一章 都市の防衛

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「いいんじゃない、別に家族のひとりやふたり増えても困らないし、新しい家族だと思えばどうってことないでしょ?」 (返事早いな、まぁそんなことどうでもいいか、) 「それより、この子の名前つけないとな、どんな名前がいい?」 「ふんっ、貴様のセンスに任せておこう。」 (何がいいだろう、和名の方が日本で暮らすなら、妥当なところだろう、さすがに十五日にあったから語呂合わせで苺とか言ったらぼこぼこにされるよな。) 「そうだ!宇宙にちなんだ名前で星河(せいか)でどうかな?嫌なら帰るけど。」 彼女は軽く微笑んで 「いいじゃない、そうさせてもらうわね、文字で書いてもらってもいい?」 俺はノートを取り出して一ページやぶりとり、 「星の河って書いてせいかって読むんだけど、理解できそう?」 「こう書けばいいのね、了解。一応お礼はしておくわ」 「よし名前も決まったところで、次はどこの部屋を使うかだな。母さん!どこか空いてる部屋ある?」 一瞬母はニヤリと笑いこちらを向いて、 「あいにく空いてるとこはないかな、というか、あなたの部屋においてあげなさい。あなたが連れてきた彼女さんだものね(笑)」 (もうこの人やだ、結局そっちに戻ったし、) 「俺はいいけれど君は大丈夫?」 「構わん、好きにしてくれ。」 ふと、時計を見るともう午後七時だった。     
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