防衛都市

第一章 都市の防衛

「母さん、油売ってないで早く夕食作らないと」

「既に出来てます。ちょうど余分に作っておいたからこの子の分も足りるわよ。」

(これで大丈夫かな、てかこの子はこっちの料理食べられるのか？)

「ところで今日の夕食は何？」

母は得意げに親指を立てて

「今日はカレーライスよ」と言った。

(なら大丈夫かもな、)

俺たちはそのまま食事するために食卓へと向かった。