第一章 都市の防衛

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3.宇宙人との生活② 早速食卓に着いたので、皿などの準備をする。 「えぇと、星河さんだっけ?食事はどのぐらい食べられるの?」 「私は皆さんのような一般女性と同じぐらいなら食べられるはずなので、そうして貰いたい。」 (星河、大丈夫か?俺の母さんは、、、普通の人の二倍食べるけど、その言い方だと同じ量食べる事になるぞ。) そう思ったけれど、母は普通の量を盛っていた。 (ちっ、母さんなら、ノリみたいな感じで倍にすると思ったんだけどな。) 「優人は私と同じ量でしょ?」 母はニコニコしながら、優人にそう聞いている。 (うわぁ、この人のこの微笑みは絶対何か企んでいる時だ。) 「なんてね、いつもと同じでいいわよね、さて、そろそろ食べましょ。」 各自自分の席についてカレーライスを食べる。 「いただきます。」 彼女はその行動をみて不思議そうにこちらを見ている。 「おい、優人。今のいた、何とかって何なのだ?」 (そうか、こいつは別のとこから来たからいただきますを知らないのか。) 「今のはいただきますと言って、食事に対する感謝の気持ちを表すためにいう言葉なんだ。食べ終えた時はごちそうさまって言うんだよ。」 「そうなのか、よくわからないけど、このカレーライスと言うのをいただくぞ。」 彼女は少し不格好ながらも、カレーライスを口に運んでみる。 「美味しい、私達の住んでいたところではこのような美味しいものは食べた事がない。」 彼女は凄く嬉しそうな表情でカレーライスを三杯も食べた。 「星河さん気に入ってくれた?」 「あぁ、このようなものは初めてだったので満足している。」 俺たちは食事をとり終えたので、各自使用した食器などを台所へおく。 「さて、食事も終えて、せっかくお客様が来てるんだからみんなでトランプでもしてみない?」 「トランプ?何だそれは。」 「トランプはスペード、クローバー、ハート、ダイヤの四種類十三枚とジョーカーというカードを使用して様々な遊びが出来るのよ。遊び方を教えてあげるからやってみればいいわよ。」 その後母さんが星河にトランプの説明をして、大富豪をやった。 結果は母さんの全勝だったのだが、、、 その後のスピードでは、星河の圧勝に終わった。 「星河さんはスピードが得意みたいね。二つの遊びで優人だけは全敗だったけどね。」
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