佐伯柊哉/日記。

日記

2月〇日

仕事の先輩と後輩の女性に飲みに誘われた。
丁度、その場にいた同期のアイツも誘い4人で飲みに行った。
先輩がよく行くお店で、友人が働いているそうだ。
どんなお店なのか聞いたら内緒だと言われ、後輩は最初は驚いたが慣れたら楽しいと笑っていた。

店に着けば、お洒落な外観で中を入れば、騒がしいのと男が多い。チラホラ露出が激しい男も居た。
先輩に聞けば、ゲイバーだそうだ。

そう言えば、飲み友の二人の話からもそんな場所を聞いた様な気がしたが、これだったのか。
聞いた話と同じ感じで驚いた。

同期のアイツも驚いていた。間抜けヅラで面白かった。

何故、俺を連れてきたのかと理由を聞けば｢この前の話を、偶々佐伯さんに聞かれ…何とも思ってもない、寧ろ何故か理解していた事にびっくりした｣からだそうで、誘ったらしい。

よく分からなかったが、酒は呑めるからとりあえず呑んでこの場の雰囲気を観察していた。
先輩と後輩が席を外し、俺とアイツになった途端知らない男に絡まれた。慌てるアイツに笑ったが流石に俺も驚いた。

男も積極的になるんだな。この店凄い。
露出が激しい男に抱き着かれたり、頬にキスされたりやりたい放題で凄い。

同期のアイツはぐったりして疲れていた。
流石に慣れてない男がこの店に来たら大変だな。

やっと二人が帰ってきてまた呑んで終わった。
帰り、アイツが可愛そうだったので家まで送ってやった。

余談。
お風呂入ろうと服を脱いだら、知らない男の名刺に電話番号とメッセージが書いてあった。少し怖かった。