佐伯柊哉/日記。

日記

2月#日

２月があっという間に終わってしまった。
俺が此処に引っ越してから数ヶ月経った。

最初は、どんな人が住んでるのか不安が大きかったが、住めば変わった人が多いのが分かったくらい。

大家さんは、男以外入居認めないと言う話を数週間経ってから知った。
何故かと聞けば、男が好きなのだそうだ。
涼太から聞きば、ゲイだそうだ。名前は聞いたことあったが、意味は知らなかったので色々聞いたのを今でも覚えている。

涼太は、俺の階の下に住んでいて、最初の挨拶から仲良くなった友人。
彼もゲイだが、普通に良い奴。大家と含めてよく呑みに行く仲である。偶に宅飲みして談笑しながら楽しんでいる。

酒を飲めば何かと濃い話になるが、最初はその話を聞いた瞬間、呑んでいた酒を吹き出すところだった。伏せずに堂々と喋る二人に驚きと男らしいと思った。俺には真似出来ない。

話が逸れたが、口数が少ない俺が、この荘に来てから友人が増えてとても嬉しく思っている。

年齢問わず、友人が出来るのはとても貴重だ。

この生活で彼らと思い出が出来たら嬉しい。