4話

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ネズミが恐る恐る振り替えると、 一匹の猿がいた。 「これは、君のじゃないんだろう。」 桃太郎たちもやっと追いついた。 「えっ、え~っ。」 猿がネズミを捕まえてる。 単純にそんな感想だった。 「桃太郎さん、盗人は私が捕まえておきました。」 猿が話す。 「チキショー。もう少しだったチュー。」 「申し遅れました。わたくし、猿と申します。」 「いや、知ってるよ!」 とは、言いながら猿はネズミから奪った きびだんごをかじっている。 「お前が食べたら一緒だワン!」 「ん?雑魚?何で君が桃太郎さんの隣にいる?」 「う、うるさいワン。」 やはり、犬猿の仲っていうのは嘘ではないみたいだ。
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