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ネズミが恐る恐る振り替えると、
一匹の猿がいた。
「これは、君のじゃないんだろう。」
桃太郎たちもやっと追いついた。
「えっ、え~っ。」
猿がネズミを捕まえてる。
単純にそんな感想だった。
「桃太郎さん、盗人は私が捕まえておきました。」
猿が話す。
「チキショー。もう少しだったチュー。」
「申し遅れました。わたくし、猿と申します。」
「いや、知ってるよ!」
とは、言いながら猿はネズミから奪った
きびだんごをかじっている。
「お前が食べたら一緒だワン!」
「ん?雑魚?何で君が桃太郎さんの隣にいる?」
「う、うるさいワン。」
やはり、犬猿の仲っていうのは嘘ではないみたいだ。
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