誕生

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生後5ヶ月になって、目が見えるようになった。始めて親の顔を拝見する。母親は白金に近い髪色のロングで、女神と形容できる容姿だ。この人の母乳が飲めるって、これって幸せじゃね? 父親は黒髪の堅気な顔質で、色々と濃かった。半袖から露出している肌には傷跡がついており、歴戦の戦士と思われる。ゴツすぎて抱かれたくない。 家政婦らしき女性。頭に頭巾を被っていて、年は50後半位。名前はトントンだそうだ。かなり厳しい。 そして俺の双子の兄、レクロス。少し髪がでていて、母親と同じ白金の色だった。顔はまだ丸いから誰似は分からないけど。 まあ、皆の第一印象はこんな感じだ。家政婦がいるっていうことは、それなりに凄い家なのか?母親に至っては、貴族から嫁いできたとしか思えない。俺の父親何者? レク「アーブー」 チュ「ほら、頑張れ!もう少しだ!」 で、今何をしているかと言うと、兄と俺が父親の周りをハイハイで回って、どちらが先に尻をタッチするかの競い合いしています。しかも朝7時。朝っぱらから疲れるわ!だが、ハイハイで俺より勝る者はいない。勝ったな、と思ったが、俺の兄、速すぎ。俺の今出せる速さでも着々と追い付いてきて、スレッスレで俺の尻を触ってくる。なにこれホラー? エロ「ダーブー」 レク「ダブっ!」 エロ「ダーッ!!」 チュ「レクロスの勝ちだ!」 とうとう、触られてしまった。触ったって言うか、けつの割れ目にチョップされた。新鮮な穴が割れた。少し痛かった。兄、赤ちゃんなのに力強いよ…。 チュ「よーし。褒美に俺が抱っこしてやるぞー!」 レク「!ダーブー!」 レクロスが、ケツから煙を出して顔が埋もれてる俺の横を通りすぎ、遠くへ逃げてしまう。ちょっと待って、今この部屋にいるのって俺と親父… チュ「仕方がない。よしエロス。変わりに抱っこしてやるぞ」 嫌だー!放せ-!ゴツゴツは嫌いだ!ぷにぷにがいいー! 言葉でそう伝えたかったが、生憎ダブーしか言えないので、なるがままにされてしまった。頭も痛いし、体も痛いし、ケツもヒリヒリするし、もうやだ…
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