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微睡んだ貴方に口付けた。
他人の体温が愛しく感じたのが初めての感覚で不思議だった。
欲情とは違うただ純粋な感情。
愛している。
お互いの身体を知りたい欲求と繋がる手段を持つ個体同士はあの日重なることを躊躇わなかったのは自然なことで。
でも、寂しいという感情は触れ合っていても完全には消えはしない。
私が壊れる前に……
寂しさを貴方の手で消して?
セックス中の甘い言葉なんて嘘で溢れてる。嘘でも相手に合わせてれば、何事も問題なく進む。嘘も突き通せば、いつかは本当になるかもしれない。
私が壊れる前に……
貴方を殺させて?
濡れたシーツの上には偽善と優しさで溢れてる。
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