同居ですね

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「彼は、誰?」 問いかければ、一瞬で雰囲気は変わりいつもの先輩に戻ったように見えた 疑問は残るが、どうせ聞いても先輩は答えないだろうな 「俺がこの世界に来た時に、お世話になった人の息子」 「親友兼相棒だよな!! 俺はなんなら恋人もつけていいと思ってるぞ!」 これは10年ずっと言われてるが 「しつこい、誰がてめーと恋人になんかなるか、勃たねえわ」 まあこいつは半分本気、半分冗談だ コイツはバイだから興味本位だろう 「あ、そいやこの前この森の北北西のところにハイエルフの気配がしたな」 「なんだってー!?それを先言えよ! じゃあ悪いけどもう行くわ!また来るな」 言うやいなやささっと家を出て、転移で消えていった あいつ強いやつと珍しい種が好きなんだ ハイエルフは魔力の多いエルフの中でも特に多く、人間には扱えない術があるとされている それでそんなエルフは人間に狙われやすいため、俺の家のように森の奥などに結界を張って過ごすため、目撃出来たら相当運がいい 俺はその隠れ家も知っていて、実は長との繋がりもあるのはあいつには秘密だ バタバタと来て数分で消えたあいつに呆れ、ため息がでた
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