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「俺のこと旦那さんに欲しくないか?」
横にあった顔がいつの間にか目の前にあって、俺に跨る先輩がいた
いや、嬉しい、嬉しいけど
「嫁になら欲しいっす」
ってか身長もさほど変わらないし、嫁となったら綺麗な先輩の方が適任だろ
そういえばポカンとして
「くっはははっ、お前ほんと最高だよ」
笑い顔も綺麗だなーと思いながら
「先輩キャラ変わりました?」
前の先輩はこんなことは少しも言わなかったし、会話自体もほとんどなかった、まして、跨るなんてもってのほかだ
「んー、これはもともとだよ、あれもほんとの俺だし、これもほんとの俺
こんな俺はいや?」
嫌どころか、そんなところも好きだけど
「え、ってかそれ以前に先輩ノンケっすよね」
そこだよ、地球でもそこがあるからあの距離でいたんだ
「うん、でもお前は別」
ううう、嬉しいけど、ダメだっ
「すいません、ちょっと休憩しましょう」
心臓が持たん
「だめに決まってるだろっ11年間ずっと忘れられなくて、女じゃ勃たなくなって、やっと会えたのに、このチャンス逃すわけがない
この様子じゃあ恋人いるわけでもなさそうだし
いつもあんなに見つめられたら流石に俺も自惚れるぞ?」
なんかやばい事言ってる気もするが無視無視
ってか見てたのバレてた・・・かなり恥ずいわ
赤くなった顔を見られたくなくて、身を翻してソファに顔を押し付けた
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