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「かわいい所もあるじゃないか千人殺しの血の悪魔さん」
懐かしい名前を言われると余計に恥ずかしい
あと耳元で言うのやめてほしい、そんなキャラじゃないだろ
「あっの!!
先輩俺のこと好きなんですか?」
これ大事
「好きじゃないやつにここまで迫れるほど俺は器用じゃないし、好きじゃないやつと何日もひとつ屋根の下で暮らすなんて苦痛すぎて無理だ」
「はっきりいってください」
確証がないのは怖い
「好きだよ、咲夜」
ずっと好きだった先輩と両想いの喜びと自分の本名を呼んでもらえる嬉しさに思わず涙が出た
「おいおい、26歳の大人が泣くな」
そう笑いながら言い俺を正面から抱きしめて頭を撫でてくれた
「・・・ほんとだ」
「ん?」
「頭撫でられるの、気持ちいっすね」
そういうや否や頭上から呆れたようなため息が聞こえた
「先輩・・・いや、玲さんっ俺もずっと好きでした・・・だから今凄く幸せです」
恐らく満面な笑であろう顔を先輩に向ければ
そのまま顎を捕まれキスされた
「まったく俺だって我慢してるんだ、煽るんじゃない」
っていって俺の前髪をあげておでこにキスしてくれた
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