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そんな訳で着いたギルドは俺のお世話になった〈 暁〉というギルド
実はもっと中二病全開な名前だったんだが恥ずかしいから帝王の権限で変えた
扉を開けばギャアギャアとうるさいの相変わらずだ
酒臭いじじいどもが昼間っから酔っ払い騒いでる
「うるさいな、ラックが起きる」
ラックの頭を撫でながら周りを見るレイさんとはもう手は繋いでない
「あんまり可愛がりすぎんなよな」
「嫉妬か?」
ニヤニヤしてるだろうレイさんを無視して上へ上がっていく
照れ隠しがバレたのか何も言わずに着いてくるレイさんがラックを片手で抱き抱えもう片方で手を握ってきた
「まったく」
「うれしいだろ?」
急に現れた3人のフード組に不審の目も集まり、そこでこれだ、流石に嬉しいけど恥ずかしい、握り返すけど
「あの、2回はギルドマスターの部屋になっておりますので、勝手に行かれては困りますっ」
受付にいた女が俺らを引き止める
はぁめんどくさ
「あ、そいつら大丈夫だぞー
帝王だから」
「「え、帝王!?」」
「あのマント野郎が?」
「でも死んだって聞いたけどな」
「俺は国外追放されたって聞いたぜ」
「あれだろ国家反逆を狙ったとかどうとかって」
帝王の言葉に騒ぎ立てるじじいども
こんな国狙うくらいなら隣国狙った方が絶対得が多いわ
「ウィズ、これどうすんだよ」
騒ぎの原因を作ったのは先日怒涛の訪問劇を披露したウィズだ
「さあ?」
と首を傾げるこいつに一瞬殺意が芽生えた
ほんとなんでこんなやつがギルマスやってんだよ
なんて思ってたら
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