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熱が冷めた後は魔法を解き、雨のせいで濡れたラックを風で乾かし、同じように空使い方を教えればあっという間に使えてしまった
やはり世界樹の恩恵は自然系の魔法強いな思いながらどんどん習得していくラック
同じように、あっという間に使いこなしてしまったセンスの塊のレイさん
魔法の危険性を教えた上で庭内での遊びを許可し、暗くなるまでレイさん各属性の使い方を教えていた
今日は全属性初級のみだが、あの飲み込みの速さなら恐らく数日でマスターすると思うな
暗くなってきたのを確認したらそのまま畑の野菜を収穫して家に戻る
収穫もラックが1番多くやり、今も満足そうに抱えよたよた歩いているのを後ろから二人で見ていた
今日はレイさんが作ってくれた
「レイさん料理も完璧なんですね･･･」
目の前に出せれた料理に思わず絶句した
料理人が作りそうなとてもオシャレな感じの料理にレストランかここはと言いたくなった
そういえばお坊ちゃんだもんな･･･うん
密かにもっと料理頑張ろうと誓った
「パパすごーい」
「俺はサクの料理の方が好きだけど、胃袋掴めるなら頑張ってもいいかもな」
「むしろ俺が掴みたいんだけど」
「既に捕まってるから、心も･･･ね?」
･･･っ、
「ぐぅううっ･･･―食べてもいい?」
盛大なお腹の音に思わず笑いがこみ上げた
レイさんの顔も甘い顔から普段の顔に戻り少しほっとした
最近のレイさんは暇あれば口説いてくるから心臓に悪い･･･
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