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次の日はいつも通りに起きて、三人で飯食って、また庭へ向かった
「じゃあ今日は新しいやつ紹介する」
実は最初からいたんだけど
二人にかけてた制限を外した
「ちっちゃあい」
「っおぉ」
流石に先輩も急な事に驚いていた
「こいつらは妖精
昨日もいたんだけどうるさくなりそうだから見えないようにしてた
本来は見えないけど緑属性持ち、または自然と共に生きるものには見えたりする
エルフとか龍とかも見えるかな」
この庭はそこらの森の何倍も精霊が集まっている
実はこの庭の中心にある大木は精霊界にある木で、以前精霊王とあった時にもらったものを植えたらこのとおり、妖精がたくさんって訳だ
〝今日もお野菜いっぱーい〟
〝樹の実もいっぱーい〟
本来なら数ヶ月前、数年かかるものも恩恵のお陰もあり、毎日大きく育つ
前は処理しきれず森の動物に分けたがレイさんもラックもいる今は前ほど無駄にせずにすんでいる
「今日もありがとな」
お礼の意味を込めて庭全体に行き渡るように魔力を流す
妖精は食べ物は必要ないため魔力が一番のご褒美なると言われた
それに俺のは美味しいらしく、それ目当てで住み着いてる妖精もいると聞いた
まあマズイよりはいいが、魔力に味ってあるんだなって思った
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