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「妖精さんね、ちっちゃいのに大っきい魔法出すんだよ」
ぐわっと両手を広げるラックは今日の出来事を楽しそうに話していた
それを二人で聞いて笑って和やかな食後を送っていた
結局今日はレイさんは能力を聞き出して、能力の実践と魔法と武器を組み合わせた戦法を作り、練習して終わった
ラックの方は妖精達と楽しくやっていたらしい
だがラックは気づいてないが僅かにではあるが各属性の魔力が濃くなり、三属性のバランスも良くなっている
妖精の加護を受けたのだろう
愛されてるんだなと安心した
賑やかな場も騒ぎ疲れたラックが寝たことで静かになった
「じゃあ寝るか・・・」
「そうするか」
おやすみと軽いキスをするのは最近のお約束だったりする
少し慣れてきたけどやはり恥ずかしさは残る
ラックを部屋まで運んでいく後ろ姿を見て俺も部屋に戻った
次に日からはラックは変わらず妖精に指導をお願いし、先輩は地下の訓練室で宵が出すクエストをクリアしていく
その間に俺はとあることをしようと思っている
ラックを拾ってからずっと考えてことなんだけど、まあ頑張る二人にサプライズ的な感じと自分の計画達成も兼ねて頑張りますかー
想像する未来に楽しいと思うのも
喜ぶ顔が見たいから頑張れるって思えるのも初めてで
多分今が人生で1番楽しいし、幸せだと思うんだ
ってか幸せ
この世界に来て初めて神様ってやつに感謝した
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