笑顔のために

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ラックを庭に送り、レイさんが地下に向かったのを確認 「八百万の神々に願う 我ーーーを代償とし、この地が豊かにし、暮らすものの健全と安心がもたらされることを」 ・・・っあーきっつ 自分の魔力が地面に吸い込まれるように流れていく 波のように広がる魔力に、何かの力が付与されあっという間に何も無い荒野は草原と化した 荒野と森の間にあったログハウスもどことなく明るくなったように見える 草原にポツリポツリと見える木には皆違う実がなっている 森は若い木はより大きくなり、広かった場所には苗木が生えている 更に森の中心部に生命反応が増えている その中の一つは他のものとは比べ物にならない力を感じる 今までの経験的に土地神が憑いたのだろう 土地神というのはいるだけでその土地は神聖な地となり、その空気に寄せられた珍しいものが集まるなど資源溢れる場所となる しかし、土地神が存在するためには元々の土地が豊かであることが前提条件だ そうでなければ土地神が来ても、力の元となる土地力、これはその土地に住む動物、植物の生命力がその土地の力として大地に貯められていくのだ ちなみに新しく木や花が芽を出すのはこの土地力がたまり、余った分で出来るのだ 土地神は土地力があまり余った土地につくことで、土地の力と自分の能力を合わせ更に土地を豊かにする そうすると土地力がたまる、土地神も力が貯まる、使う、土地が潤う、貯まるのループでどんどん豊かになっていくのだ つまり土地神が宿るイコールその地の活性化が約束されたようなものだ ごく稀に枯れた地に進んで赴き開拓を趣味とした土地神がいるとも聞いた
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