26歳になりました

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テーブルに向かい、構成を考えていたら後ろで人の動く気配がした 「おはようございます、久しぶりですね先輩」 「・・・だれ・・・って、お前っ!」 俺の顔見るなり、急に詰め寄る先輩に驚きながら ああ覚えててくれたんだって、少しほっとしてる自分もいた 「お前、どこにいたんだ!探したんだぞっ」 そんな先輩にざっと流れを話、先輩がいる場所が異世界だと話をしたら、一瞬目を見開いたが窓から見える外の様子に納得したのか、黙って俺の横に座った まあ明らか、日本にいない鳥のようなものが見えたのだろう 「はぁ・・・それで、これは何をしていたんだ」 変わらない冷静な性格に嬉しくもあり、どこか悲しかったりもした 「あっちに帰す方法模索してるんすよ、だから見つかるまではこの家で我慢してて下さい」 先輩には幸せでいてほしい だからちゃんと居るべき場所に返さなきゃな 「別にこのままでいい」 「は?」 予想外の返答に脳内をハテナが埋め尽くしてるぞ俺・・・ 「あちらに未練もないし、会社も引き継いだばかりだ、別に帰らなくても支障はない」 そうは言われても 「だってあっちに家族もいるしでしょう?」 2つ上の先輩は今28だろう、社長を降りるにも早すぎる気がするが 「俺は独り身だ」 「はああ!?」 ありえない、あんな選び放題な先輩が独り身なんて信じられないぞ
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