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私は、悪夢を見た。
『…姉ちゃん、絶対に…人を殺さないでね…。約束だよ…。』
弟の真輝【まき】は、ある殺人事件に巻き込まれて殺された。
何故、あの時…弟は殺さなければないけないのか?
私は、弟が殺された理由が知りたかった。
『絶対に、人は殺さない…!!約束する。』
『ありがとう…姉ちゃん。』
私は、殺人事件の現場にいた。救急車は、渋滞で一時間は遅くなるかも知れないと言うわれた。
だから、弟と話すのは最後かもしれない状況を大切にしたかった。
でも、私は涙が止まらなかった。
弟が、死んでしまうからだって、分かっていたのだ。
父さんの時も、そうだった…この殺人事件で、殺された理由が分からないまま死んでしまった。
全て、何か関係があるのだろか…?
秋鹿は、体が汗かきながら起きました。
「…夢か…。」
と、秋鹿は息を切らして言いました。
秋鹿は、風呂場に向かい体を洗いました。
風呂場から、出て…ドライヤーで、髪を乾かしました。
「…人は殺さないで、か…。」
と、秋鹿は小さい声で言いました。
「…テレビを、見ないとなと…。」
と、秋鹿はテーブルにあったテレビのリモコンを取りました。
そして、テレビをつけました。
『…皆さん、おはようございます。いきなりですが、速報です…。』
と、アナンウサーの人は怖い顔をした。
何だろう?
『…今朝、桜岡マンションで謎の三十体の死体が発見されました。死体の身元は、不明とのことですが…一つだけ、分かったと言うそうです。それは、全員が〝犯罪者″だと言うことです。』
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