ボーダーラインの大人たち

自覚

私が、障害があるんじゃないかと自覚したのは、仕事が変わって少しした時です。

私は、その頃、新しい部署で、一人でする新しい仕事を任されていました。

新しい仕事は、患者さんの使用した洗濯物を種類ごとに分け、業者に出す仕事でした。

仕事内容自体は難しくはないのですが、曜日によって患者さんが出す洗濯物の量が増えたり、物品管理もしているので、スタッフの対応に追われ、基本の仕事が終わらないこともありました。

焦ってしまうので、ミスも多く、周りの方に迷惑にかけてしまうこともありました。

最初の頃は、慣れていないからと思っていたのですが、仕事に慣れても、一向にスピードは上がらず、同じミスを繰り返してしまうのです。

どうしてだろうか、どうにもおかしいと思い始めました。