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その数日後、部族の方から、交流会を開きたいという申し出があったらしく、開催することになった。
そしてリーダーたちは、
「俺らは個別に、彼らに付き合うことになった。何でも、山の上に見せたいものがあるらしい。神聖なものっぽいな。どうやら、これはそれのための交流会みたいだな?」
と彼らに同行して行った。あの話を聞いた後だったので、不安になった。
そんな中で宴は始まった。
「よう? どうやら、そろそろ締めに入ってきたのかもな?」
マトフに話しかけられ、ヴィムはムッとした。
「偶然だ おっさんが変なこと言うから」
「くっくっ 島バミには少数の人間を操る力もあるらしいぜ?」
「うるさい!? 酒でも食らってろ」
ヴィムはふてくされて、マトフから離れて座った。
すでに酒をかなりあおり、出来上がった男がヴィムの隣に来て絡んできた。
「どうしたー神妙な顔して、なんか悩み事でもあるのか?」
「別にそんなんじゃ」
「はは、子供が変に気ぃ使うなよ?」
酒飲みの男がヴィムの頭を撫で回した。ヴィムは鬱陶しく感じつつも、こういう触れ合いを満更でもないと思っていた。
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