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徐々にじわじわと実感が湧いてきた。そして、だいぶ遅れてやっと感情がこみ上げてきた。
「やった」
「やった やった やった やった やったぞ!?」
「俺がやったんだ! 皆を救ったんだ!!」
ヴィムは我を忘れて歓喜した。
「やっ―」
その時、部族たちがなだれ込んできた。そんな、母体を倒したのに?
「くっ…」
外に引きずり出され、殺されるかと思ったが、何か様子がおかしい。その時―
「ヴィム!?」
自分の名前を呼ぶ声にビックリした。
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