第4話

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徐々にじわじわと実感が湧いてきた。そして、だいぶ遅れてやっと感情がこみ上げてきた。 「やった」  「やった やった やった やった やったぞ!?」  「俺がやったんだ! 皆を救ったんだ!!」 ヴィムは我を忘れて歓喜した。  「やっ―」 その時、部族たちがなだれ込んできた。そんな、母体を倒したのに?   「くっ…」 外に引きずり出され、殺されるかと思ったが、何か様子がおかしい。その時― 「ヴィム!?」 自分の名前を呼ぶ声にビックリした。
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