第1話 始まり

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「クライン、ソードスキルはただ振りかぶるだけじゃ出ないぞ」 「んなこたぁ分かってるけどさ~どうやって出すんだよ~」 一瞬ためを作った方がいいぞ。スキルが立ち上がるのを感じたら後はシステムが勝手に動かしてくれるから」 「ん?一瞬ためを作って・・・よっしゃああああ!!できたぜヒュウガ!」 「おめでとう、だけどこれスラ○ム程度だぞ」 「マジか!俺はてっきり中ボスかと思ったぜ」 「おいおい・・・」 なんだかんだあってクラインは俺のレクチャーで上手くなってきた。 「夕方だけどどうする?」 「もちろんもっとやりたい!んだけど45分からピザ頼んでんだわ」 「もう40分だぞ」 「マジか!早く落ちない・・・と?」 「ん?どうした?」 「ログアウトボタンが無いんだよ」 「え?あ、ほんとだ」 なんでだ?初日からバグなんて、てかこういうのがあったら絶対GMからなんかあるよな、なんでこないんだ? 「クライン、GMコールとかしたか?」 「いやなぁしたんだけど全然反応なしなんだよなぁ」 「これはただのバグじゃないぞ・・・」 「おいおいヒュウガよ~他にログアウトできる言葉とかねぇのかよ!」 「無いよボタン以外・・・ん?」 突然俺たちは光り出して始まりの町に来た 「なんだなんだ!?」 「強制転移なんて」 「おい!ヒュウガ、上を見ろ」 「え?」
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