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自室にもどりシワにならない様に制服を丁寧にハンガーに掛けクローゼにしまった。
ピコン!っとベッドの上のスマホがラインの通知を知らせると、俺はどさっとベッドに倒れ込みラインを確認する。
友達の広樹からのラインは、明日の遊びの誘いであった中学を卒業し高校入学までに特にする事も無く、事前に高校から出されたテキストなども片付けたので
既読から1分と経たずに返事を返した。
それから明日の事についてラインを通しやり取りをした。
広樹は男だけではつまらないと、「女子にも声をかけるわ」と妙に張り切っていてラインの文面を見ただけで浮かれているのが想像出来た。
暇で何度も読み返したはずの漫画をもう一度読み返していると、また広樹からラインが入った。先ほどのやり取りから約一時間
明日来れる人数に名前、急な呼びかけに男女合わせて12人も集まるとは上出来だ。名前の中に好きだった彼女の名前を見つけた。
何度も告白しようと思ったが結局出来ずまま卒業してしまった。
高校も別々と後悔の念ばかりだ。
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