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「いっきまーす!」
片手にブーケを持ち、頭の上でぶんぶん振り回している。
花びら散っちゃってるし。
…なんかおかしい。
亜衣ちゃん、大きくふりかぶって…投げた!
ブーケの投げ方違うー!!
…そのブーケは真っ直ぐに私をめがけて投げられた。
少しずれたが受け取った私…ある意味すごくない?
ってか周りから拍手まで受けちゃったよ。
「ミカー!
ナイスキャッチ!!」
なんか誉められてもあんまり嬉しくない…。
その後の披露宴も滞りなく執り行われ、亜衣ちゃんはみなみ君の奥さんになったのでした。
「亜衣ちゃんをよろしくお願いします」
「こちらこそ。
これからも仲良くしてね」
私の義兄になったみなみ君と挨拶を交していると
「あ!ミカ!
二次会来なさいよ!」
と亜衣ちゃんが近付いてきた。
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