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「俺もだよ。
大体なぁ…すげぇ心配もしたしさ、今だって声掛けていいのか悩んだんだぞ。
でもお前気付かないし…話出来てよかった」
今は二人とも自然に笑えてた。
向かい合っても自然と視線を合わせる事が出来た。
前の私だったら絶対こんな風にはなれなかった。
少しは大人になりました。
「あ、そう言えばさ、竹中さんとはどうなってんの?」
…なんでその人の名前が出てくるよ?
「ミカ…露骨に嫌そうな顔するなよ。
俺、竹中さんに同情するわ」
「いや…長い間聞かない名前を唐突に言われたもので…条件反射って言うの?
ずっと会ってもないよ」
「ふーん…
あの人ミカの事大好きって感じだったからなぁ。
酔うとすぐにミカちゃんがぁ…だったぞ。
なんで俺の前でミカの名前出すかなぁって感じだったよ」
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