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ビニールシートを広げ終わった塩田、右手でナイフを持ち、左手でシートを指さす。
「じゃあ、着てるもの全部脱いで、ここに横になってくれるかな」
美麗、ニヤッと笑いながら新開発の小刀・ソードキラーを右手に持っている。
「いいですねえ、ナイフ格闘術は私の得意科目だったんですよ」
ナイフを見せられ委縮すると予想していたのに対して想定外の美麗の行動に複雑な表情の二人。
「おいおい、若い女の子がそんなもん持ったらケガするぞ」田中が牽制する。
美麗、膝を少し曲げて、ナイフ格闘術の構えをとる。スキのない美麗を見て、驚いた様子の田中。
「どうしたの、ナイフ持って突っ立ってるだけじゃあ、すぐに殺されるよ」
手元の小刀で華麗なナイフ捌きを披露する美麗。
「え・・・・」
美麗のナイフ捌きに、どうしたらいいのか、わからない状態に追い込まれた田中。
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