第1話「獲物狩り」

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「これでどうでしょうか」 汗をぬぐいながら美麗に確認をお願いする塩田。 「そうね、それだけ深ければ十分かな」 「はい、ありがとうございます」 「じゃあ、その死体と頭と手を穴に掘りこんでくれる」 「はい」 まもなく解放される期待と安ど感から素早く作業する塩田。 「これでいいですか」 「ねえ、あなたたち何人ぐらいの女の子を襲ってきたの」 「え・・・いや、初めてなんで」 「そんなはずないでしょ、嘘ついたら殺すよ」 「あ・・二人かな、ええっと」 あせる塩田、人数が多ければすぐに射殺されそうな恐怖心から震えだす。
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