第1話「獲物狩り」

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「まあ、どうでもいいわ、そんなこと」 「えっ、はい」 「あなたダムダム弾って知ってる?」 「え、ダムダムですか?いや・・・知らないです」 「普通の銃弾はね、撃たれた人の体を突き抜けるんだけど、ダムダム弾は体の中で止まって爆発するの」 「そ・・・そうなんですか」 「うん、それでね新型の強力なダムダム弾が手に入ったんだけど、まだ試し撃ちしてないのよね」 美麗立ち上がり、塩田に向かって両手で銃を構える。 「いや、やめてくださいよ、助けてくれるって約束・・・」 「え?まさか本当に生きて帰れると思ってたの」 「そんな・・・約束が」
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