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塩田の返事が終わらぬうちに拳銃の引き金を引く美麗。ダムダム弾は塩田の顔の中心に命中し頭部が木っ端みじんに爆発した。笑顔の美麗。倒れる塩田の頭部の無い死体。
「すごいなあ、さすが新型」
美麗、田中の死体の上に塩田の死体を重ねてスコップで土を穴に埋めていく。
爽快な表情で下山していく美麗、すれ違う登山者たちに笑顔で挨拶している。
駅前でスマホを持ち話している美穂、相手は岩井だ。
「すごいよ、岩井さん、気に入ったよ、あのナイフ。いろいろ使えそうだわ」
「それはよろしゅうございました」
「お父様にも、ありがとうって言っておいてね・・・」
美麗の前を横切る登山姿の男性、顔が先ほどの二人と同じ異形の者に変化する。
「あ・・・、獲物、電話切るね」
スマホをベルトのホルダーにしまい込み、異形の男の後をつけていく美穂。
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