第2話「養女」

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白澤邸のリビングでテレビを見ている由美子。傍らのスマホから着信音。 「はい、えっ主人が倒れたって・・、意識はあるのですか?」 電話は岩井からだった。 「今のところ、意識は戻られておられません、すぐに奥様をお迎えに参りますので、病院へ向かう準備だけお願いします」 「わかりました、まだ息はあるんですね」 「はい、生きてはおられますが意識はありません」 「すぐに支度して待ってます」 スマホを切る由美子、うれしそうな笑顔。 「フフフ・・・」 思わず笑い声を漏らす由美子の顔は殺人者の異形の者だ。
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