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「岩井さん、さっそく性能を試してみたいんですけど、いいですか?」
「はい、かしこまりました」
美麗はテーブルの上に置いてあった牛刀を岩井に渡して。
「じゃあ、岩井さんは、これ使ってください」
「はい」
岩井と美麗、片手に刃物を持って向かい合い、ナイフ格闘術の構えをとる。
素早く繰り出される美麗の切っ先を絶妙のタイミングでかわし続ける岩井。
「さすがですね」
感心する美麗だが、突然表情を変え左足を踏み込むと同時に小刀を持った右腕を回して岩井の持つ牛刀の刃の付け根に切り込んだ。
次の瞬間、牛刀の刃の部分だけが切り落とされ床に落ちる。
「すごい!本当に、ソードキラーね」
感激して小刀の刃を見る美麗、刃こぼれはしていない。
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