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快晴の住宅街、白沢邸の応接室では話し合いが行われていた。白澤の向かいには美麗が座り、白澤の隣には岩井が座っている。
「では、私の養女になってくれるんだね」
「はい、お父様とお呼びしていいですか」
「ああ、ありがとう、これからは、この岩井が美麗さんの専属秘書となるので好きに使ってくれ」
「よろしくお願いします」岩井、一礼する。
「はい、こちらこそ、先ほどのアメリカの暗殺者養成所へ留学する話ですが」
「うん、ぜひとも2年間修業してジャック・オー・ランタンを殺してほしいんだ、悪いけど今の美麗さんでは、その能力で、あいつを見つけ出しても殺せる気がしないんだ」
「はい、お父様、ぜひ修行に行かせてください」
「それでは美麗様、さっそくですが、英会話の学習を開始していただけますでしょうか」
「はい、よろこんで」
白澤は笑顔、普段は無表情な岩井と美麗も少し笑みを浮かべた表情だ。
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