第3話「暗殺者養成所」

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「一緒に訓練する仲間たちは、みんなあなたと同じ家族を殺された人間ばかりだから、精神的におかしくなっている者もいるかもしれないので気をつけてください」 「わかりました」 「あなた以外の生徒は、奥歯に発信機と定期的に更新しないと死ぬ毒物カプセルを埋め込まれているので、組織の一員として働かない場合や裏切った場合は抹殺されるシステムになっています、あなたにはそのようなことはしません、このことは絶対に忘れないようにしてください」 「はい」 サンフランシスコ郊外にある青少年療養施設。街から少し離れた森に囲まれた場所にあった。しかし、表向きの療養施設とは異なり実際にはその建物の地下で暗殺者の養成を目的とした施設であった。建物は中規模の3階建てビルであったが、地下には様々な暗殺のための訓練設備が設置されていた。
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